みなさん、御存知ですか?
最近は海国よりも山国のほうがクルマって錆びやすいことを。
ここ10年くらいの間に高速道路などが発達し、冬季にはものすごい量の
凍結防止剤(塩カル)が山国では撒かれるようになりました。
昔は海の地方は潮風でクルマが錆びると言われていましたが、最近は
その定説が当てはまりません。
私どもの地域では市街地でも凍結するために、高速道路と同様に凍結防止剤が
主要道路に撒かれています。
凍結防止剤って塩カルが主な成分なので、言い換えれば潮風に当たるどころでなく、
砂浜の海岸で海水の上を走っているようなものになります。
実際にここ数年、マフラーの腐食、ボディーの腐食が本当に増えています。
ひどいクルマですとフレームに穴が空いたり、足回りが外れたり、色々なトラブルが
凍結防止剤の影響ででてきています。
生産するメーカー側も昔に比べれば、品質も上げ、防錆塗装もかなり気を使って
きています。
でも、結局はユーザー管理が一番です。冬の高速を走った後は洗車場で
下回りをなるべく早い時期に洗ってあげるのがベターです。
北海道など昔から雪国では新車を購入する時に下回りの防錆塗装を、
お客様から要望がなくても付属品のセットとして付けていると聞きました。
まだまだ私どもの地域ではなじみが薄く、あまり普及しておりませんが、
お気に入りのおクルマを大切に長くお使いになられるのなら、
ぜひしておきたいのが防錆塗装です。
今日はお客様から新車から4年程たったクルマですが、今年から高速通勤と
なるため、予防として防錆塗装をとの御用命で整備を受けました。
こんな感じになりますので防錆塗装施工車の写真をご覧下さい。
全体写真(黒い塗装が足回りと白い塗装がボディー)
フレーム(骨格)
フレーム部品溶接部アップ